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原油処理技術

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原油処理技術 はFactorioの中でも大きな要素である。原油処理技術は、テクノロジーの研究や、原油精製所で使われるレシピ、あるいは石油の処理全般を指すことがある。

概要

原油を分解する処理には、いくつかのレシピが存在する。分解される要素(重油軽油石油ガス)も互いに分解することができる。これらのレシピとテクノロジーを以下に示す。

処理 入力 出力 機械 必要なテクノロジー 内部名称
Basic oil processing.png
基本的な石油加工
Time.png
5
+
Crude oil.png
100
Petroleum gas.png
45
Oil refinery.png
Oil processing (research).png
原油処理技術
basic-oil-processing
Advanced oil processing.png
発展的な石油加工
Time.png
5
+
Crude oil.png
100
+
Water.png
50
Heavy oil.png
25
+
Light oil.png
45
+
Petroleum gas.png
55
Oil refinery.png
Advanced oil processing (research).png
応用原油処理技術
advanced-oil-processing
Heavy oil cracking.png
重油を軽油に分解
Time.png
2
+
Heavy oil.png
40
+
Water.png
30
Light oil.png
30
Chemical plant.png
Advanced oil processing (research).png
応用原油処理技術
heavy-oil-cracking
Light oil cracking.png
軽油を石油ガスに分解
Time.png
2
+
Light oil.png
30
+
Water.png
30
Petroleum gas.png
20
Chemical plant.png
Advanced oil processing (research).png
応用原油処理技術
light-oil-cracking
Coal liquefaction.png
石炭液化
Time.png
5
+
Coal.png
10
+
Heavy oil.png
25
+
Steam.png
50
Heavy oil.png
90
+
Light oil.png
20
+
Petroleum gas.png
10
Oil refinery.png
Coal liquefaction.png
石炭液化
coal-liquefaction

原油処理のセットアップ

油井を油田の中心に設置する必要がある。油田の位置は、油井を手に持つと、緑の四角で強調される。油井は、毎秒ある程度の量の原油を生産する。 生産量は右側の情報パネルの下の方に表示される。

原油は、原油精製所で生成しなければならない。原油精製所にはレシピを設定する必要がある(利用可能なレシピは上を参照)。レシピを設定し、「ALTモード」を有効にすると、入力と出力の位置と、流体の種類が表示される。この位置は変更できないが、機械全体を回転することはできる。

発展的な石油加工と石炭液化は、複数種類の流体を生産する。重油軽油石油ガスである。 原油精製所はどれか1つでも製品出力が満杯になると、すべての製品の生産を停止するので、製品は確実に原油精製所から運び出す必要がある。使用しない製品は(一時的に)貯蔵タンクに保管すべきである。さらに、重油も軽油も化学プラントで次の低いタイプに分解することができる(上記のレシピ)。これはプレイヤーがある製品を豊富に持っているが、別の製品が不足している場合(よくある問題)に便利である。

Tips

  • 回路ネットワークを使えば、各レシピに使う流体の量を簡単に制御でき、プレイヤーが常に十分な量を確保できる。やり方のサンプルは、回路ネットワークのクックブックを参照。
  • 原油精製所からの重油パイプを、化学プラントに送る前に潤滑油を製造する化学プラントを通過させれば、潤滑油の製造が分解よりも優先される。
  • 固形燃料は、軽油から最も効率的に製造できる。重油が多すぎる場合は、重油を分解して軽油にしてから燃料にした方が、重油を直接燃料にするよりも効率が良い。

石炭液化

石炭液化を研究すると、プレイヤーは石油製品をどこでも、原油を必要とせずに製造できるようになる。 プレイヤーは石炭液化を行う原油精製所を設置し、組立機ドラム缶を使って少量の重油を手動でシステムに投入して生産を開始することができる。重油が他の場所に送られる前に原油精製所に戻される限り、原油精製所は重油を自給自足でき、稼働に必要なのは蒸気と石炭だけになる。流体の詰まりを防ぐため、プレイヤーはすべての出力流体が消費されるか、何らかの方法で貯蔵されていることを確認する必要がある。

このセットアップを使用した製油所1つでは、全体として大量の石油製品を生産することはできないが、稼働に原油を必要としないということは、プレイヤーが少量の安定した石油製品を必要とする場所であればどこにでも設置できることを意味し、パイプや列車による長距離の石油輸送の必要性を省くことができる。そのような用途には、以下のようなものがある。

より広く言えば、石炭液化を利用した十分に大規模な原油精製所ネットワークは、原油を必要とせずにプレイヤーの工場を運営するのに十分な石油製品を生産することができ、機能するために石油製品を必要とする施設のレイアウトや配置をより柔軟にすることができる。石炭液化に全面的に依存することの欠点は、高度な石油処理に比べて石油製品の生産量が全体的に若干低くなること、大量に生産される重油を分解するために化学プラントを増やす必要があること、石炭や蒸気の供給がなくなるとシステムが完全に停止することである。

流体の輸送

以下に示すように、Factorioにおいて、流体を移動させる手段はいくつもある。

最適な比率

最適な比率とは、時間や材料に無駄がない生産比率のことである。

石油ガス生産

石油ガスを生産する場合、最適な発展的な石油加工の比率は20:5:17(発展的な石油加工:重油を軽油に分解:軽油を石油ガスに分解)であり、8:2:7がそれに近い。石炭液化では、60:39:55(石炭液化:重油を軽油に分解:軽油を石油ガスに分解)であり、12:8:11が近い。

基本的な石油加工を行う原油精製所では、毎秒9の石油ガスが生産される。発展的な石油加工を行う原油精製所では、各油分解化学プラントと組み合わせて、合計で毎秒19.5の石油ガスが生産される。石炭液化を行っている原油精製所では、各油分解化学プラントと組み合わせて、合計で毎秒11.2の石油ガスを生産している(重油のリサイクルを考慮)。

精製はモジュールを使って速くすることができる。詰まりや稼働しない建物を防ぐためには、すべてを均等に速くすることを推奨する。(生産力モジュールを使って)処理を遅くする場合、特定の建物の比率や速度を変えて実験する方が良い。なぜなら、上記のデフォルトの比率は、関係するすべての建造物が同じ速度で稼働し、生産性が100%(言い換えれば、ボーナスなし)である場合にのみ成り立つからである。

モジュールを利用した石油ガス生産
モジュール設定 なし 設定1 (*) 設定2 単位
原油精製所
原油の消費 100 100 100
水の消費 50 50 50
製造速度 5 5 5 秒 / 最終アイテム
重油の出力 25 25 25
軽油の出力 45 45 45
石油ガスの出力 55 55 55
機械の製造速度 1 1 1 製造 / 秒
製造速度倍率 100% 455% 855%
生産力倍率 100% 130% 130% 最終アイテム
合計原油消費 20 91 171 毎秒
合計水消費 10 45.5 85.5 毎秒
合計重油出力 5 29.575 55.575 毎秒
合計軽油出力 9 53.235 100.035 毎秒
合計石油ガス出力 11 65.065 122.265 毎秒
重油を軽油に分解
重油の消費 40 40 40
水の消費 30 30 30
製造速度 2 2 2 秒 / 最終アイテム
軽油の出力 30 30 30
機械の製造速度 1 1 1 製造 / 秒
製造速度倍率 100% 455% 655%
生産力倍率 100% 130% 130% 最終アイテム
合計重油消費 20 91 131 毎秒
合計水消費 15 68.25 98.25 毎秒
合計軽油出力 15 88.725 127.725 毎秒
軽油を石油ガスに分解
軽油の消費 30 30 30
水の消費 30 30 30
製造速度 2 2 2 秒 / 最終アイテム
石油ガスの出力 20 20 20
機械の製造速度 1 1 1 製造 / 秒
製造速度倍率 100% 455% 655%
生産力倍率 100% 130% 130% 最終アイテム
合計軽油消費 15 68.25 98.25 毎秒
合計水消費 15 68.25 98.25 毎秒
合計石油ガス出力 10 59.15 85.15 毎秒
比率
重油を軽油に分解 0.25 0.325 0.424
軽油を石油ガスに分解 0.85 1.2025 1.57
石油ガスの出力 19.5 136.193 255.923 毎秒
* 表の注: 設定1は、各生産施設に生産力モジュール3を3個と、各生産施設を範囲に入れたビーコン8個に、生産速度モジュール3を2個入れておく構成である。設定2は、各生産施設に生産力モジュール3を3個と、各生産施設を範囲に入れたビーコンを理論上最大値(原油精製所に16個、化学プラントに12個)まで設置し、生産速度モジュール3を2個入れておく構成である。

上の(おそらく折りたたまれた)表の設定2の場合、十分な比率は7:3:11であり、次に良い比率は165:70:259である。最適な比率には50000以上の精製所が含まれるため、実質的には意味がない。しかし、参考までに52400:22230:82251である。

関連項目