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物流ネットワーク

From Official Factorio Wiki
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このgifは、列車駅でロボットが積み下ろしする様子である。列車が運んできたアイテムはアクティブ供給チェストに詰め込まれ、その後ベルトに載せられるため要求チェストへと移動される。 物流ロボットは、短距離間で超高スループットを出せるため、列車駅で用いるのに理想的。大きい画像は ここをクリックして表示

物流ネットワークは、複数種の物流チェストと、1つ以上のロボットステーション範囲内に存在する物流ロボットから構成される。

ロボットは、物流ネットワークエリアの設定と物流チェストのタイプに応じて、これらの間でアイテムを輸送する。手動やベルト鉄道による輸送と比べて燃費が悪いが、より機動性が高く、障害物を飛び越えて最短経路を往ける。

物流ネットワークにおいてはプレイヤー自身も要求チェストとして振る舞うことができ、個人インベントリ内のアイテムを所定の数量に保つよう、ネットワークに各種アイテムを「要求」できる。物流ロボット工学研究することで、アイテムの量を設定できるようになり、物流ロボットは指定されたアイテムをネットワークからプレイヤーのインベントリに移送する。

アイテム

エンティティ 説明
Roboport.png
ロボットステーション
ロボットが活動する物流ネットワークの中核要素。ロボットステーションがカバーする範囲が物流ネットワーク圏内となる。ロボットは再充電するため、定期的にここへ帰還する必要がある。
Logistic robot.png
物流ロボット
物流チェスト間でアイテムを移動する。1
Construction robot.png
建設ロボット
損傷したエンティティ修理し、破壊されたエンティティを再配置する。命令に応じて、エンティティを建設解体アップグレードする。
Active provider chest.png
アクティブ供給チェスト
物流チェスト: 収めたアイテムを物流ネットワークにプッシュする。2
Passive provider chest.png
パッシブ供給チェスト
物流チェスト: 収めたアイテムは物流ネットワークから要求可能になる。2
Storage chest.png
貯蔵チェスト
物流チェスト: 現在要求されていないアイテムが貯蔵される。一種類のみを貯蔵するようフィルタできる。貯蔵しているアイテムは物流ネットワークから利用可能。2
Requester chest.png
要求チェスト
物流チェスト: 設定された量に達するかチェストが満杯になるまで、物流ロボットによって充たされる。複数種の異なるアイテムを要求できる。2
Buffer chest.png
バッファーチェスト
物流チェスト: 要求チェストとしてもパッシブ供給チェストとしても機能する。2

(1) デフォルト容量はロボットごとに1。ロボットストレージ拡張を研究することで増加する。

(2) 物流ネットワークは、レッドケーブルグリーンケーブル回路ネットワークとも接続可能。

利用

まず最初に、パッシブ供給チェストと要求チェストから始めよう。パッシブ供給チェストを、組立機から出力するインサータの先に設置し、要求チェストを入力側に設置する(必要なアイテムを要求できるようにする)。ロボットステーションを設置し、これらのチェストがオレンジ色の領域の内側に入るようにする。ロボットステーションに何体か物流ロボットを入れる。するとロボットはハッチ上部から飛び立ち、仕事を始める。スタック制限機能を用いれば、生産されるアイテムの数を制限できる。

物流ネットワークを用いれば、比較的狭い工場でも複雑なアイテムが作れるようになるが、ネットワークにどれだけロボット充電地点(ロボットステーション)があるかによってスループットが制約される。

供給エリアは50×50マス(オレンジ)。建設エリアは110×110マス(緑)

アイテム輸送に最低限必要なのはロボットステーションである。ロボットステーションをカーソルで持つか設置後にカーソルを置くかすると、オレンジ色の領域と緑色の領域が見える。

  • オレンジ色の領域は物流ネットワークの区域である。同時に、2つのロボットステーションが接続できる最大距離でもある。
  • 緑色の領域は建設エリアである。

物流ネットワークの拡大

複数の独立した物流ネットワークが存在しうる。2つのロボットステーションは、接続されているときのみ、つまりそれらの物流エリアが触れ合っているときのみ同じネットワークとなる。視覚的には、黄色い破線でつながって表現される。 ロボットステーションがリンクしないようにするには、お互い十分遠くに設置してオレンジの領域が触れ合わないようにしなければならない。

ロボットは、属するネットワークが何らかの理由で破壊されない限り、ネットワークを超えて飛ぶことはできない。例えば全てのロボットステーションが除去されたとか電力切れになったとか。

電力管理

単位のおさらい: 1 W(ワット) = 1 J(ジュール)/秒

ロボットステーション

長旅でロボットの充電が切れると、飛行速度が通常の20%に低下する。充電が切れたロボットは、元の目標の代わりに、最寄りの充電ポイントへ飛んでいく。 つまり、充電ポイントの場所によっては、本来の経路を外れたり、逆の方向へ飛ぶこともあるということである。

ロボットステーションはそれぞれ4つの充電ポートを持っており、1MWを充電できるので、ロボット1体を充電するのに1.5秒かかる。さらに、ロボットステーションは100MJの内蔵電池を持っており、電力が低下しても短時間はロボットを稼働させることができる。一般に、ロボットステーションは1分あたり50~70体を、同時には4体を充電できるが、大量のロボットを充電する上ではあまり効率的ではなく、すぐに過負荷になってしまう。

ロボットの充電待ち行列が長すぎると、ロボット(とその積荷)はゆっくりになる。通常、ロボットは充電のために最も近いロボットステーションに飛んでいく。ロボットステーションの待ち行列が長すぎる場合、それぞれ他のポートを選ぶようになる。これは、<別のロボットステーションへの距離(タイル数)> / <待ち行列の長さ> の比で決定される。

現在は、より遠いロボットステーションを選ぶには、距離は最大でも <待ち行列と移動中のロボットの数> / 2 でなければならない。つまり、10タイル以上離れたロボットステーションを選ぶには、待ち行列のロボットが20未満でなければならない。

建設/物流ロボット

ロボットはそれぞれ1.5MJの電力を蓄える。飛行中は常に3kWを消費し、1タイル飛行するごとに5kJ追加で消費する。ロボットの飛行速度が増加しても、飛行範囲はそれほど増えないことに注意しなければならない。ロボット飛行速度を参照。研究によるアップグレードがない場合、物流ロボットの速度は3タイル/秒であり、建設ロボットは3.6タイル/秒である。

ロボットはエネルギー容量が20%以下になると充電に向かう。つまり、最大距離の80%なら、まっすぐ目的地に移動でき、残りの20%は充電のためにロボットステーションに向かうことになるということである。

最大移動距離は、右の数式で計算できる。1500 ÷ (3 ÷ 速度 + 5) 速度の単位は タイル/秒である。
結果として、アップグレードしていない状態での最大移動距離は、物流ロボットが250タイル、建設ロボットが257タイルである。

無限研究レベルになると、ロボットの速度は以下の数式で計算できる。

建設ロボット: 速度 = 3.6 × (3.4 + 0.65 × (レベル-5))

物流ロボット: 速度 = 3.0 × (3.4 + 0.65 × (レベル-5))

機構

プレイヤーのインベントリの横にある物流のGUI

負の数

ネットワークストレージを見たりLキーで物流ネットワークGUIを開いたりすると、「物流ネットワーク」スクリーンに負の数が報告されることがありうる。

物流ネットワークは、共有、バッファー、貯蔵チェストにあるアイテムの総数から、「ロボットによって搬出される予定のアイテム数を引いた数を」報告する。ロボットがチェストからアイテムを取り出すために移動を始めるとき、ロボットは物流ネットワークの総保管量から必要なアイテムを差し引くことで、事前にアイテムを予約する。ロボットは、現在その量がチェストにない場合でも、常に運搬可能な最大量を予約する。つまり、箱がほとんど空の状態でロボットが集荷に乗り出すと、数字がマイナスになる可能性がある。 物流ネットワークの負の数字は、要求されたアイテムの総数の *赤字ではない* 。アイテムを取り出すロボットがいなければ、チェストからの要求に関係なく、ネットワークに負の数字は発生しない。

例えば、ロボットストレージ拡張のボーナスをすべてつけると、ロボットはアイテム4個を運搬できる。物流ネットワークに鉄板が1個しかない場合、ロボットはそれを取り出そうとする。ロボットは運搬できる4個を予約し、ネットワーク上の表示は以下のようになる。

Iron plate.png
-3

ロボットがアイテムを取り出した後、予約はなくなるので数字は0に戻る。

これが発生する理由は、アイテムが1個しかない場合でもロボットに指示を出せるからである。そのアイテムを受け取るために移動している間に、追加のアイテムをチェストに入れることができ、ロボットがチェストに到着すると、それらのアイテムをあらかじめ予約しているので、すぐに受け取ることができる。

要求したより多くのアイテムを受け取る

要求チェストにおけるアイテムの配送数は要求した数より多くなりうる。いくらでも利用可能な場合、ロボットは常に持てるだけの数を持っていこうとするから、研究済みのロボットストレージ拡張ボーナスによってはこれが起こる。

ロボットの優先度

以下では、どのチェストを優先的に利用するかを概説する。

物流ネットワーク上の物流ロボットは、命令に対し以下の順でチェストを探索する。

  • 要求されたアイテムについて、まずアクティブ供給チェストとプレイヤーの廃棄スロットを調べ、次に貯蔵チェストとバッファーチェスト(キャラクターの物流スロットで要求した場合のみ)の順で、最後がパッシブ供給チェストとなる。だから、アクティブ供給チェストがまず空になり、その後に貯蔵チェストとバッファーチェスト、パッシブ供給チェストの順となる。
  • 要求はまずプレイヤーの物流が割り当てられ、次に要求チェスト、そしてバッファーチェストの順となる。
Source Priority
Character logistic trash slots (research).png
Active provider chest.png
>
Storage chest.png
Buffer chest.png
>
Passive provider chest.png
Target Priority
Character logistic slots (research).png
Requester chest.png
1 >
Requester chest.png
>
Buffer chest.png
2 >
Storage chest.png
3

(1) 「バッファーチェストからも要求する」を設定していると、他よりも優先度が高く、プレイヤーと同じになる。

(2) バッファーチェストは要求が指定されたときだけ対象になる。

(3) 貯蔵チェスト自身がアイテムを「要求」することはない。a) アクティブ供給チェスト、b) プレイヤーの廃棄スロット、c) 解体、d) アイテム運搬中に命令が取り消されたロボットから積極的に廃棄されたアイテムを受け取る。貯蔵チェストの優先度は最も低く、どこにも行き場がないアイテムのみを受け取る。

  • 貯蔵チェストにアイテムを入れる際、ロボットはまず同じ種類のアイテムがすでに保管されている貯蔵チェストを探し、次にそのアイテム種別がフィルターとして設定された貯蔵チェストを探す。どちらもなければ、所与の順でソートされたリストから、空きスロットのある最初の(unfiltered)貯蔵チェストを探す。[1] これにより貯蔵チェストに異種アイテムが混在することが避けられ、よりまとまるようになっている。

建設

建設ロボットがゴーストにエンティティを建設するとき、そのゴーストに最も近いチェストからアイテムを探す。チェストの種類は関係しない。[2]

距離

優先度が同じ複数のチェストからアイテムを取り出そうとしているとき、ロボットは常に最も近いものを選ぶ。[3]

しかしこれはアイテムが要求されているときにのみ成立し、アイテムがプレイヤーの廃棄スロットやアクティブ供給チェストから送り出されているときには成り立たない。物流ネットワークにアイテムが送信されている場合、距離は関係なく、かわりに同じ優先度を持つチェストのとき、例えば2つのアクティブ供給チェストなどは、ロボットは2つのチェストをラウンドロビン方式で交互に使用する。

実績

You-have-got-a-package-achievement.png 小包が届きました

Supply the character by logistic robot.

Delivery-service-achievement.png 宅配サービス

Supply the character with 10k items delivered by logistic robots.

Logistic-network-embargo-achievement.png 物流ネットワーク禁止

Finish research with space science pack for the base game or any planetary science pack for Space Age without building any active provider, buffer, or requester chests.