ログファイル
ログファイルは、Factorio起動中の詳細な情報とバグの解決に役立ついくつかの情報を記録している。ログファイルは、バージョン0.10.0以降で作成される。
ログファイルの場所
Factorioは、ログファイルをユーザーデータディレクトリに保存している。ここにはセーブデータやMODのディレクトリがある。ログファイルの拡張子は .log で、テキストエディタで開くことができる。
多くの場合、必要とするファイルは factorio-current.logである。 前回の実行時のログファイルは、factorio-previous.log にバックアップされている。
ファイル形式
ファイルにはテキストの行が並んでいる。最初の列は、ゲームが起動している時間である。多くの場合、ゲームの起動には10~60秒程度かかる。
最初の行は、ゲームのビルド番号を表示している。Linux の Stema版の場合、以下のようになるだろう。
0.000 2017-04-24 21:39:48; Factorio 0.15.1 (build 29050, linux64, steam)
内容は、バージョン・OS・ゲームのオリジンによって異なる。
次に続くのは、ゲーム自身のインストールに関するジュオ法である。OSのバージョン・起動時の引数などがある。読み書きするデータの場所も出力される。これで、ゲームが作成したファイルを保存する場所と、インストール場所についての手がかりを得ることができる。
その後、グラフィックやハードウェアに関する情報が表示され、MODのロードが開始される。ベースゲームが最初にロードされ、次にユーザーがインストールしたすべてのMODがロードされる。MODをロードする順番が表示されるので、MODが原因でゲームの初期化に失敗したときのデバッグに役立つ。チェックサムをチェックした後、PlayerData.cppファイルをロードし、player-data.jsonとクラウドバージョン(steamで動作している場合)を比較し、変更がないかチェックする。
MODの初期化後、それらの(MODポータルで新しいバージョンの発見に使われる)チェックサムを確認し、スプライトのロード・地形ビットマップの作成を開始する。どこかの時点で、Sprites loaded
が出力され、グラフィック設定に応じた圧縮が始まる。また、サウンドエンジンのロードが行われ、カスタム入力のチェックが行われて、それらが完了する。
ユーザーがマップをロードするとすぐに、その旨が表示され、いくつかの.datファイルとマップをロードするプロセスを指定する。これでユーザーは自由に遊ぶことができる。
バグ報告
ログファイルには、あらゆる種類のバグを診断するのに役立つ情報が含まれており、したがって、factorioフォーラムで行われる公式なバグ報告には、ログファイルが必要になる。報告する際には、バグ報告の手引(英語)をよく読んで、指示に従うこと。
プライバシー
ログファイルには、Factorioセッションのシステム日時、アップデータのログイン名、FactorioやMODに属するファイルのフルパスが含まれる。通常、ログファイル内のすべての情報は機密ではない。